枝豆が、枝についたままの状態で販売されているのを見かけたことありませんか?
あれは、枝から莢(さや)を切り離した瞬間から、うま味と風味がどんどん落ちてしまうからなんです。
私は、本当の枝豆のおいしさを知らないのではないか?
では、自分で作ってみればいいのではないか!
とベランダで栽培してみたのでした。
風味がよく、収穫量も多い、「茶豆」の育て方をご紹介します。
基本情報
科名 | マメ科 |
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種のまき方 | 点まき(株間15cm・4点・深さ2cm) |
種まき期間 | 4月~5月 |
発芽適温 | 25℃~30℃ |
発芽日数 | 7日~10日 |
収穫期間 | 種まきから50日目~2週間程度 |
使用プランター | 40型(4L)400×150×H140mm |
追肥の必要 | 少量必要あり |
育て方
準備するもの
・必要なもの
プランター | 40型(4L)400×150×H140mm 以上の大きさ |
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鉢底石 | 排水性がよくなります ネット入りが使いやすくておすすめ |
培養土 | 野菜用培養土 可燃ごみに出せるタイプが軽くておすすめ |
種 | ホームセンターや100均で購入可能 |
じょうろ | 4L以上がおすすめ 折り畳み式の商品もあります |
緩効性肥料 | 窒素・リン酸・カリウムの配合バランスがよいものがおすすめ |
・あると便利なもの
ピンセット | 間引きに使用します 100均のもので十分です |
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ハサミ | 間引きや収穫、剪定で使用します 切れ味の良い園芸用がおすすめ |
寒冷紗(かんれいしゃ) | ネットのこと 害虫対策、朝晩冷え込む時期の防寒対策に使用します |
ニームオイル | 害虫対策に使用します 葉や土に栄養を与える効果もあります |
液体肥料 | 即効性のある液体肥料が1本あると、作物の元気が無いときに重宝します 窒素・リン酸・カリウムの配合バランスがよいものがおすすめ |
種まき
- プランターに鉢底石を敷き、培養土をいれます。
- 種まき前の培養土に水を含ませるために、じょうろで水やりをします。(鉢底がら水があふれるくらいたっぷりと)
- 点まきします。(株間15cm、各点4粒、※種が大きいので深さ2cm)
- 上から、追加で培養土を薄くかぶせ、手で軽く押さえてなじませましょう。
- ジョウロでたっぷりと水やりしましょう。
- 支柱をたて、寒冷紗をかぶせます。(鳥から種を守るため)

発芽にはたっぷりの水が必要になります。発芽までは、土の表面が乾くことのないように、毎日たっぷり水やりしましょう。
エダマメの種でもある大豆は、鳥の大好物です。食べられてしまうので、寒冷紗(かんれいしゃ)やネットをかけて種を守りましょう。
発芽
種まきから7~10日で発芽します。
発芽後の水やりは、土の表面がかわいたら、たっぷりとが基本となります。

間引き
枝豆の間引きは、1回のみです。 双葉が展開し、本葉がでてきたら2点にします。※1点ではなく2点残すのがポイントです


間引きをする際は、残す株の根を傷つけないように注意が必要です。離れていれば、ピンセットでそっと抜き、隣接していたら、ハサミで株元を切り取りましょう。
追肥
マメ科の植物は、根に根粒菌が付着しており、成長に必要な窒素を自身で得ることが出来ます。他の作物と違い、あまり肥料を必要としません。 花が咲いたあと、実が膨らむころに、葉が黄色かったり、苗の勢いがなければ少なめに追肥しましょう。
収穫
花が咲いたあと、実がふくらみ始めます。 莢(さや)を軽く押して、豆が出てくるくらい、パンパンになったら収穫を始めましょう。 膨らんだ莢からハサミで切り取るか、株ごと引き抜きます。

枝豆は、収穫直後から風味が落ちるので、すぐに塩ゆでして美味しく頂きましょう。採れたての枝豆は、味が濃く、風味も豊です。