料理の付け合わせでよく見かけるパセリ。
実は、栄養凝縮野菜と言われるほど栄養価が高いって知ってましたか?
野菜栄養成分ランキング162種類の中で
鉄1位、カリウム2位、カルシウム2位、ビタミンC 6位、ベータカロチン4位
とかなり優秀なんです。
付け合わせ以外にも、スムージーに入れたり、炒めたり、天ぷらにしてもおいしく頂くことができます。
また、玉ねぎととても相性がよく、スープにパセリをたすと、見栄えもよくなるうえに、香りも奥深いものとなります。
そんなパセリ、暑さにも、寒さにも強く、害虫被害も少なく、一度育てると、1年間収穫することができる、嬉しいことだらけのお野菜なんです。
毎日の料理にちょっとプラスして、凝縮された栄養素を体に取り入れていきませんか?
基本情報
科名 | セリ科 |
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種のまき方 | 点まき(株間15cm・4点)好光性種子 |
種まき期間 | 4月~5月、9月~10月 |
発芽適温 | 15℃~20℃ |
発芽日数 | 7~10日 |
収穫期間 | 種まきから30日目~1年間 |
使用プランター | 直径15cm程度の小型の鉢 |
追肥の必要 | あり |
非常に生命力が強いので、小型の鉢での栽培をおすすめします。
育て方
準備するもの
・必要なもの
プランター | 直径15cm程度の小型の鉢 |
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鉢底石 | 排水性がよくなります ネット入りが使いやすくておすすめ |
培養土 | 野菜用培養土 可燃ごみに出せるタイプが軽くておすすめ |
種 | ホームセンターや100均で購入可能 |
じょうろ | 4L以上がおすすめ 折り畳み式の商品もあります |
緩効性肥料 | 窒素・リン酸・カリウムの配合バランスがよいものがおすすめ |
・あると便利なもの
ピンセット | 間引きに使用します 100均のもので十分です |
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ハサミ | 間引きや収穫、剪定で使用します 切れ味の良い園芸用がおすすめ |
液体肥料 | 即効性のある液体肥料が1本あると、作物の元気が無いときに重宝します 窒素・リン酸・カリウムの配合バランスがよいものがおすすめ |
種まき
- プランターに鉢底石を敷き、培養土をいれます。
- 種まき前の培養土に水を含ませるために、じょうろで水やりをします。(鉢底がら水があふれるくらいたっぷりと)
- 点まきします。(小型の鉢で3点、各点4粒)
- 上から、追加で培養土を薄くかぶせ、手で軽く押さえてなじませましょう。(好光性種子で、発芽に光を必要とするため、土をかぶせすぎないように注意しましょう)
- 最後に、たっぷりとじょうろで水やりしましょう。

発芽
種まきから7日~10日で発芽します。
発芽後の水やりは、土の表面がかわいたら、たっぷりとが基本となります。
15日以上たっても発芽しない時は以下のことが考えられます。
- 土の中に虫がいる
- 種が水で流されてしまった
- 気温が低く、発芽できなかった
割りばしで土の中を探って、虫がいないか確認しましょう。 いなければ、追加で種まきし、気温や水やりに注意し、次の発芽を待ってみましょう。
日差しが強すぎると、葉が固くなってしまうので、発芽後は半日陰へ移しましょう。
間引き
間引きは、株ごとに成長の差がでるので、一番成長のよいものを残すために2回に分けて行います。
・1回目の間引き
双葉が展開し、本葉ではじめたら2点にします。
・2回目(最終)の間引き
本葉が4~5枚になったら1点にします。
追肥
最終間引きが終わった段階で追肥しましょう。この後は1か月に1回、追肥を行います。
- 肥料は、プランターのふちにまきましょう。株元にまくと根腐れの原因となります。
- 肥料に記載されている使用量厳守。過剰な肥料も根腐れの原因となります。
収穫
本葉が10枚を超えてきたら、外葉からハサミでカットし、収穫していきましょう。

常に8枚以上残しておくと、またすぐに成長し、1年間、収穫し続けることができます。
2年目になると、株が枯れて収穫終わりとなります。
春(4月~5月)と秋(9月~10月)交互に種まきすると、いつでも新鮮な葉を収穫することができるのでおすすめです。