モロヘイヤは、アラビア語で「王様のもの」という意味を持っています。
古代エジプトの王様が、モロヘイヤのスープを飲んで病気を治したことに由来していて、「王家の野菜」ともいわれます。この伝説からも、栄養価が高いことがよくわかります。
刻むと粘りがでるのが特徴で、このネバネバ、見るからに底知れぬパワーを秘めています。ご飯にのせて、だし醤油をたらり。これだけで、ご飯な何杯もいけてしまいそうです。
もう一つの特徴として、葉物野菜が苦手の真夏の暑さに強いことがあげられます。
害虫被害も少なく、繁殖量も強いので、夏から秋にかけて、長期間収穫し続けることができるのもうれしいポイントです。
基本情報
科名 | シナノキ科 |
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種のまき方 | 点まき(株間15cm・4点) |
種まき期間 | 5月~6月 |
発芽適温 | 25℃~30℃ |
発芽日数 | 5日~6日 |
収穫期間 | 種まきから50日目~数ヶ月(10月頃まで収穫できます) |
使用プランター | 40型(4L)400×150×H140mm |
追肥の必要 | あり |
育て方
準備するもの
・必要なもの
プランター | 40型(4L)400×150×H140mm 以上の大きさ |
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鉢底石 | 排水性がよくなります ネット入りが使いやすくておすすめ |
培養土 | 野菜用培養土 可燃ごみに出せるタイプが軽くておすすめ |
種 | ホームセンターや100均で購入可能 |
じょうろ | 4L以上がおすすめ 折り畳み式の商品もあります |
緩効性肥料 | 窒素・リン酸・カリウムの配合バランスがよいものがおすすめ |
・あると便利なもの
ピンセット | 間引きに使用します 100均のもので十分です |
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ハサミ | 間引きや収穫、剪定で使用します 切れ味の良い園芸用がおすすめ |
寒冷紗(かんれいしゃ) | ネットのこと 害虫対策、朝晩冷え込む時期の防寒対策に使用します |
ニームオイル | 害虫対策に使用します 葉や土に栄養を与える効果もあります |
液体肥料 | 即効性のある液体肥料が1本あると、作物の元気が無いときに重宝します 窒素・リン酸・カリウムの配合バランスがよいものがおすすめ |
種まき
- プランターに鉢底石を敷き、培養土をいれます。
- 種まき前の培養土に水を含ませるために、じょうろで水やりをします。(鉢底がら水があふれるくらいたっぷり と)
- 点まきします。(株間15cm、各点4)
- 上から、追加で培養土を薄くかぶせ、手で軽く押さえてなじませましょう。
- ジョウロでたっぷりと水やりしましょう。

発芽
種まきから5日程度で発芽します。 発芽後の水やりは、土の表面がかわいたら、たっぷりとが基本となります。

間引き
間引きは、株ごとに成長の差がでるので、一番成長のよいものを残すために2回に分けて行います。 ・1回目の間引き 双葉が展開し、本葉が2~3枚になったら2点にします。

・2回目(最終)の間引き 本葉が4~5枚になったら1点にします。
追肥
最終間引きが終わった段階で追肥しましょう。この後は1か月に1回、追肥を行います。
- 肥料は、プランターのふちにまきましょう。株元にまくと根腐れの原因となります。
- 肥料に記載されている使用量厳守。過剰な肥料も根腐れの原因となります。
摘芯
苗丈が40cmになったら、先端から15cmの場所をハサミでカットします。 主茎(しゅけい)の頂芽(ちょうが)を摘芯することで、抑えられていたわき芽の成長を促し、収穫量を増やすことができます。
摘花(てきか)
9月に入ると、花が咲きます。 花に栄養が取られて、葉が固くなってしまうので、見つけたら、摘み取るようにしましょう。
収穫
ある程度、成長し、葉量が増えてからは、少しずつ、収穫することができます。 使う分だけ、葉を少しずつハサミでカットして収穫しましょう。10月まで収穫し続けることができます。