ゴーヤ
暑さに強く、病気知らずで栽培しやすい。夏バテ予防に最適。

暑さが大好きな高温性の野菜で、夏にきわめて旺盛な生育をします。病気にはめっぽう強く作りやすい野菜です。苦味成分は胃の調子を整え食欲を増進し、血糖値を下げる作用もあるといわれます。疲労回復に役立つビタミンC、カロテンも豊富で、まさに夏バテ予防野菜です。

多収のためには深型容器を、ウリ科同士の連作は避ける

根がよく張るので、容器は最低でも9号鉢くらいの大きさが必要です。より多収を目指すなら、発泡スチロール箱や深型標準プランターなど、深型・大型の容器に植えるとよいでしょう。土は市販のものや標準の土でよいです。連作を嫌うので、古土を再利用するときは、3~4年はウリ科を栽培していない土を使います。

高温性なので早まきは避け、若苗定植で根張りをよくする。

ゴーヤの生育適温は17~28℃です。寒さに弱い高温性の野菜ですから、早まきは避けます。4月上旬、セルトレイにタネまきし、すぐに保温できる容器に入れて育てます。
板張りのよい株作りをするため、5月上旬、本葉2~3枚の若首を定植します。これは、若苗のほうが根に活力があり、定植後の苗の活着がよいからです。
活着後は水やりを控えめにして、根が水を求めて広く張っていくようにします。ゴーヤは根が強いので、多少の乾燥には耐えます。ただし乾燥させすぎは禁物です。直まきもできます。4月中旬、株間20センチ、一カ所2粒に点まきし、本葉2枚までにハサミで間引きします。タネまき直後から4月いっぱいはトンネルで保温します。移植しないので生育は順調です。
暖かくなればいつでもタネまきできますが、4月~5月上旬くらいにまくほうが収穫期間が長いので、一株から多く収穫できます。もちろん市販苗も大いに利用してください。茎が太く双葉がついて節間が詰まった、元気な若苗を選びます。葉数が多くひょろっとした老化苗は活着が悪いので避けます。

肥料と水を切らさない事が多収のコツ

ゴーヤは肥料をよく吸収するツル性の野菜ですから、肥料切れに注意し、追肥は必ず定期的に施します。夏の旺盛な生長とともに水もたくさん必要とします。朝はもちろん、夕方土をみて乾いているようならもう一度水やりします。愛情をこめて生長を助ける管理をしてください。

本葉5枚で摘心、元気な子ヅル3本伸ばして支柱に誘引

ゴーヤは子ゾル、孫ヅルに花をつけるので、本葉5枚まで生長したら、親ヅルのツル先をハサミで摘心します。その後下の節から子ゾルが伸びてくるので、元気のいい3本を伸ばし、残りは摘み取ります。摘心後は早めに支柱を立てて、子ゾルを這わせます。自分で巻きひげを伸ばしてくつついていきますが、巻きつけず垂れ下がっているツルがあったら手で支柱に誘引します。わき芽がよく伸びるので、茂りすぎにならないよう、適宜ツルを間引きし、採光と通風をはかります。生育後半になると下葉が老化して枯れてくるので、かきとって株を清潔に保ち風通しをよくします。

できれば人工授粉を。果実は若どりで数多くとる

ゴーヤは雌花と雄花に分かれる雌雄異花です。確実に着果させるには人工授扮したほうがよいですが、夏は昆虫もやってきて受粉していくので、あまり神経質にならなくてもいいでしょう。人工授粉は午前中に行ないます。果実は、プランター栽培の場合あまり大きくすると樹に負担がかかるので、若どり収穫します。このほうが数が多く取れ、多収になります。夏の適期なら開花後2週間程度が目安です。ゴーヤは、火を通してもビタミンCがほとんどなくならないので便利な野菜です。