ピーマン IMG_4796
場所を取らず管理も楽で晩秋まで楽しめる

ピーマン、トウガラシ類は盛夏でもなり続け、6月~10月まで約5ヵ月間は収穫できるので大変重宝します。トマトは3節、ナスは2節おきですが、ピーマン・トウガラシ類は各節ごとに花が咲くので収量も多く、しかも樹が大きくならないので場所をとらず、誘引も数回で済み管理が楽です。
カロテン、ビタミンA・Cをたっぷり含み、健康促進とがん予防に効果があります。4人家族ならプランター2、3個作れば十分です。パプリカや辛い鷹の爪とうがらしも仲間で、栽培方法も大体同じです。耐病性があり夏バテ知らずの品種を選びます。

晩秋まで楽しむなら深型標準プランター以上を

8号鉢や標準プランター程度でもよくできますが、長く晩秋まで育てるには深型標準プランター以上の深くて大きな容器がおすすめです。とくに果実の負担が大きいピーマンやパプリカは大きめがよいです。培養土は標準のもので構いません。

高温性で育苗は難しい、苗は5月上旬に購入

高温性で15℃以下では生育がストップしてしまうので、育苗には加温が必要です。育苗期間も3カ月かかります。手間を考えると購入苗をおすすめします。

早植え、深植えは厳禁

寒さに弱いので定植は地温が十分に上がる5月上旬以降にします。早く植える場合は、温かくなるまで容器にビニールトンネルをして地温を上げないとスムーズに活着しません。
市販苗は双葉が付いていて徒長していないガッチリした9号ポット苗を選びます。ピーマン類の根は繊細なので傷まないようにポットから根鉢を2センチほど外に出して浅く埋め、露出した根鉢に土を寄せて山型にし、株の周囲に溝を作ります。植えたらすぐに、仮支柱を斜めに挿して、風で揺れないように固定します。

豊産性で肥料も大食い、追肥も水やりもコンスタントに

ピーマン類は、肥料切れと水切れが禁物。緩効性肥料(IB有機化成など)を20日おきに株周囲の溝に各溝施肥します。乾燥にも弱いので水やりは毎日、盛夏は1日2回周囲の溝に、排水溝から流れ出るまでたっぷりかけます。乾燥させるとカルシウムが吸収できなくなり、果実の尻が黒くなってしまう、尻腐れが発生しやすくなります。
樹勢が弱くなると、枝の先端が細くなり、伸びが鈍化し、着果しにくくなります。夏場など、樹の勢力が少し衰えたなぁと気づいたときは、早朝1000倍の液肥を葉の上からかけてやると復活します。
なお、害虫の心配はほとんどありません。害虫はウィルス病を媒介するアブラムシに注意します。

3本仕立てにし、後は放任

定植後、1本の主枝と2本の側枝を伸ばし、それより下の側枝は早めにかきとって3本仕立てにしましょう。この3本を斜めに固定した支柱に垂れないように誘引します。これより上の側枝は、基本的に放任でかまいませんが、混んで樹の内側に光が入らなくなってきたら、適宜間引き、せん定をして下さい。

ピーマンは若取りが決め手

パプリカや鷹の爪は緑から赤に完熟してから収穫しますが、そのほかは、出来るだけ若取りして樹に負担をかけず、収穫個数を多くするのが多収の決め手です。